株式会社萬咲久

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プロフェッショナルに聞く!
外構工事のポイント③

ブロック工事

お庭にブロック塀を設置しようと検討しているあなたは、どれだけ知識を持っているのでしょうか。

このページでは、どのような工法でどれくらいの金額が必要なのか、さらには悪徳業者はどのような施工をするのか解説します。

もし、何も知らずに安さだけを売りにした粗悪なエクステリア業者に依頼してしまうと、強度がなく脆いもの、さらに言うと仕上がりの悪いブロック塀設置工事を提供されてしまいます。通常よりも安い分、作業工程を減らしているからです。

逆に、ハウスメーカーや工務店、ホームセンターなどの「自社で施工せずにマージンを搾取して下請けに流す会社」の場合、適正価格よりも2~3割程度の割増し料金を取られてしまいます。

このようなリスクを防ぐためにも、あなた自身が知識を身につけて、優良業者を見つけ出すことが必要不可欠です

そこで、このページでは、お庭にブロック塀を設置する工事に関する費用や正しい施工方法を解説していきます。

お見積書

お家に塀をつけたい、と思ったときあなたはどのような業者に工事を依頼しますか?例えば、昔からある大手ハウスメーカーや、一見すると見積もりの安い業者、などを選ぶ人がほとんどだと思います。しかし、安易に工事会社を選定してしまうことは危険です。見積もりを「1式〇〇万円」としか書いていなかったとします。あなたは金額が安いからと発注をします。工事をしている過程で「ここをこうしたいな」「そっちもやってください」などと様々な変更点や追加工事が出てくることもあるでしょう。そして最後に請求書を受け取ったときに、当初の金額より大幅に高くなってしまった請求に驚くのです。安いだけの会社は危険です。業者を選ぶ際、3つのポイントを確認して選ぶことでこの危険は回避できます。①正しい見積書を提示しているか。②プラン内容に納得はいっているか。③基礎工事内容はどうなっているか。それでは、この3つについてもう少し詳しく説明いたしましょう。

①正しい見積書を提示しているか。

見積書には良し悪しがあります。良い見積書とは、どこにどうお金がかかっているのか1つずつ書いてある見積書です。どの材料を使っていて、どんな作業をして、などがきちんと見積書に記載されている業者は良い外構業者と言えるでしょう。逆に、一式〇〇万円、などで括られ、詳しい内容が記載されていない見積書を提示してきた業者には注意が必要です。どんな材料で、どんな作業を行うのかが記載されていないので、後々「ここは別料金です」などど追加請求が発生してしまうことがあります。口頭だけの説明では後々必ず揉める原因となるのです。悪徳業者は、ほぼこのような見積書の書き方をします。また、諸経費と呼ばれる部分で多くの利益を稼ぐ会社も存在します。諸経費はもちろん必要経費なのですが素人にはそれが適正な金額であるか判断するのは難しいです。担当者の方に、これはどのような経費なのですか?と尋ねれば悪徳業者でない限り丁寧に教えてくれるでしょう。見積もり内容と金額に納得してから契約を結ぶようにしましょう。

②プラン内容に納得はいっているか。

見積書の次は、実際の施工内容をしっかりと確認しましょう。プランがしっかりできていないと思ったものと違うものに仕上がってしまいトラブルのもととなってしまいます。このとき、プランを口頭のみで提案する業者がいますが非常に危険です。外構工事専門の業者はプランの内容を必ず図面上に明示します。平面図面のみならずパース図(ぱーすず:2点透視図。実際に見ているかのように立体感を持たせた平面図面)をお渡しいたします。これにより完成形に最も近いイメージを業者側とあなたで共有し、納得していただいたうえで作業に当たることができるのです。しかし、利益優先の悪徳業者はこれらを提出しません。図面を描かないことにより経費を浮かせることもできますし、細かな点も職人の都合と成り行きで、有り体に言えば手を抜いて工事を進められるからです。細かな点に関してお互いにしっかり納得し共有していなければトラブルのもととなってしまうことは想像に難くないでしょう。

③基礎工事内容はどうなっているか。

3つ目に、基礎工事の内容です。基礎工事は素人ではわからない箇所となりますが、塀の強度は基礎で9割ほど決まってしまいます。ブロック塀は一般的には、土の上に砕石(さいせき:砕いた石)を敷き地盤面を安定させ、その上にブロックの高さを考慮した幅の鉄筋コンクリートを施工していきます。その上にブロックを積み、ブロック塀となるのです。悪徳業者、手抜き業者の場合、砕石の上にそのままブロックを施工したり、さらにひどい例を挙げれば土の上にそのままブロックを積んでしまったりします。基礎工事を省いた施工では、ブロック塀は強風であっさり倒壊するでしょう。このような被害に遭わないためにも、基礎工事の内容がしっかり記された見積書を提示してくれる会社に施工を依頼するようにしましょう。

ブロック工事の様子1
ブロック工事の様子2

ブロック塀の施工手順

ブロック塀は1㎡あたり200~300㎏もある重量物です。もし倒壊して人や家に接触した場合、大けがをしてしまったり建物に重大なダメージを与えてしまいます。プライバシーのために高い塀を設置しても強度がなければそれらは危険な重量物となってしまうのです。そのような被害を出さないためにも老朽化したブロック塀は「作り直す」「壊す」などの選択肢をとる必要があります。新たにブロック塀を設置する場合も、基礎工事内容がしっかりとしている業者を選ぶことが重要です。

①掘削工事

ブロック工事の基礎は、地中に施工するのが一般的です。ブロック塀を作る場所を基礎の使用内容に合わせて掘り下げていきます。

②砕石を敷いて転圧をする

掘削した後の地面はまだ柔らかい土の状態です。強固な路盤(ろばん:基礎となる地面)にするため、砕石を敷き均し、転圧(てんあつ:振動を与えて土を締め固める作業)を行います。悪徳業者はここで手を抜きます。なぜならこの部分は完成後地中に埋まり見えなくなるからです。ここで手を抜くと、工事完了後数年でブロック塀が傾いてくるなどのトラブルの原因になります。砕石の規定の厚みは10㎝程度です。あなた自身の目で「砕石がしっかりと規定の厚み敷いてあり、転圧なされているか」を確認するようにしましょう。もし立ち会えない場合は施工業者からの写真提出が必要不可欠です。このとき嫌な顔をしたり対応してくれない業者は手抜き工事行う可能性があり、依頼するのは危険です。

③基礎

ブロック工事で1番重要なのは基礎です。基礎が正しく施工されていないとブロック塀の傾きや倒壊の危険が出てきます。砕石を敷いて転圧をした後、地中にブロック1本分を埋め込むことを根入れといい、ブロック塀の傾きなどを防いでくれます。また、鉄筋を基礎に挿すのではなく、折り曲げたり連結することによって基礎の強度を上げます。また地中のコンクリートの幅や厚みを増やすことで基礎全体の強度が高まります。これらのすべてがキチンと施工されていなければ適切なブロック塀とは言えません。しかし工事完了後はこれらの項目は地中に埋まってしまい目視での確認は不可能です。そのためあなた自身が知識を身に着け、施工業者との入念な打ち合わせを行い、実際に現場に行き途中経過の確認をすることが大切なのです。

④ブロックを積む

最後にブロックを積みます。気を付けなくてはならないのは、ブロックの内部にモルタル(セメントと砂と水を混ぜたもの)がきちんと充填されているかです。この工程が適切に行われていないと、いずれブロック塀は傾いできたり、最悪の場合倒壊してしまいます。モルタルはブロック同士を連結する接着剤のような役割を果たしてくれています。ブロックをつなぎ合わせることにより強い強度が形成されるので、この充填が不十分だとブロックは些細な衝撃でバラバラになってしまうのです。ブロックとブロックのつなぎ目にしっかりモルタルが充填されているか、目視で確認をしましょう。現場に行く都合がつかず目視での確認が不可能な場合、写真提出の依頼をするでもよいでしょう。

まとめ

ブロック塀は規則に沿って基礎からしっかりと作らなければ簡単に倒壊してしまうのです。また工事で一番重要な基礎は施工終了後は地中に埋まり目視では確認することができません。見積書の段階で、しっかりと施工内容を確認し、また施工内容は文字媒体にきちんと残しておくことが重要です。見積書に一式とだけ記載し、口頭での説明しか行わない業者は十中八九悪徳業者なので、契約を結ばないようにしましょう。悪徳業者による利益優先の手抜き工事は大変危険です。また工事中は定期的に現場に赴き、目視で作業内容を確認することも大切です。現場に赴けない場合は写真の提出をお願いし、こちらも必ず媒体としてデータを残しておきましょう。もちろん何事もなく終わればよいですが、何か問題が起きた時のためにあなたが取れる対策はきちんと取っておくことが大切です。