ウッドデッキの基礎知識
ウッドデッキは今や外構工事にあたり欠かせない存在です。設置することでお庭の機能性は大幅に向上します。しかし知識なく、ただ何となくでウッドデッキを選び、設置してしまっては後悔することになってしまうことも。まずはウッドデッキの種類とそれぞれのメリット・デメリットについてご説明させていただきます。
①木製のウッドデッキ
メリット
- 木の自然な風合いを感じることができるため温かみのある柔らかいお庭を演出できる。
- 断熱性能に優れた木材を使えば冬は暖かく、夏は暑くなりにくい。
- 切ったり繋いだりビスを打ったり、DIYで好きなように改造ができる。
- 加工しやすく値段が安価。
ここで気を付けなくてはならないのは値段だけを気にして安い木材を使用して設置してしまうことです。本来ウッドデッキはイペ材などの
ハードウッドを使用しなくては痛みが大変心配なのです。
デメリット
比較的安価に設置できる木製のウッドデッキですが、樹脂製に比べ耐久性は低く
毎年のように塗装の塗り直しを行わなくてはなりません。このメンテナンスの手を抜くと2~3年で木が雨水などを吸い腐ってしまいます。そのため塗装代も毎年数万円とかかり、初期費用こそ安けれど維持するのにはそれなりのコストがかかってしまいます。
また設置場所にも注意が必要です。建物の陰になる場所に設置してしまうと腐食を速めたり
じめじめして虫が多くウッドデッキに群がる危険性があります。
木製のウッドデッキはある程度の知識が必要となり上級者向けのウッドデッキと言えるでしょう。
価格が安いから、と安易に設置してしまうと結果的に維持費に多額のメンテナンス費用が発生してしまいます。
②樹脂製のウッドデッキ
メリット
- 耐久性が高い。
- 虫が湧きにくく湿気を吸わないので腐る危険性が少ない。
- 防腐処理の薬剤が不要なので安全。
- 日焼けの変色やささくれなどの経年劣化もおきない。
樹脂製のウッドデッキは人工木とも呼ばれており、木粉とプラスチックが混ぜ合わさった素材で作られたウッドデッキです。今では樹脂製を選ばれる方がほとんどで、大量生産しているため比較的安価に購入できるものもあります。カラーバリエーションやオプションも豊富であなたに合ったウッドデッキが見つかるでしょう。
デメリット
樹脂製ウッドデッキは先述のように木粉とプラスチックを混ぜ合わせて作っているため、夏の日差しを浴びた際、ウッドデッキ材が熱くなってしまいます。商品によっては熱の吸収を抑える加工を施したものや、
オプションで屋根を付けて和らげることも可能です。